日本平夢テラスで静岡の絶景を眺めながらティータイム【静岡県・静岡市】

OCHATIMES編集部
日本平夢テラスで静岡の絶景を眺めながらティータイム【静岡県・静岡市】

静岡駅から市街地を抜け山頂に向けて車を走らせること30分。標高307mの丘陵地日本平に2018年「日本平夢テラス」がオープンしました。静岡県の歴史・文化の展示エリア、カフェラウンジ、360℃パノラマの展望回廊など、魅力溢れるコンテンツを備えた展望施設には世界中から観光客が訪れています。夜間も解放されている屋外の展望回廊から眺める夜景は日本夜景遺産にも認定。開業3年で来館者は200万人を越えました。

この記事では日本平夢テラスの魅力についてお伝えしていきます。

日本平夢テラスとは

日本平夢テラスは2018年11月、標高307mの丘陵地にオープンした展望施設です。設計を手掛けたのは(株)隈研吾建築都市設計事務所。東京五輪のメイン会場、新国立競技場の設計にも携わっています。

日本平夢テラス▲国宝・奈良法隆寺東院の正堂「夢殿」を彷彿とさせる作りとなっている。後方の塔は日本平デジタルタワー。

日本平は富士山や駿河湾を眺望できる有名な景勝地。日本観光地百選コンクールでは1位を獲得しており、山頂付近から見渡せる夜景は夜景観光コンベンション・ビューローによる日本夜景遺産にも認定されています。

そんな日本平の山頂に建造された日本平夢テラスには、静岡県産の木材がふんだんに用いられており、四季折々の花々に彩られた前庭や、富士山や駿河湾を望む自然景観に調和しています。

日本平夢テラスは、高さ約12.7㍍の3階建てのガラス張りの建物、四季折々の花に彩られた1200mmの庭園、施設1階の展示フロア、2階のカフェラウンジ茶房夢テラス、3階の展望エリア、一周200mの360℃パノラマの空中回廊で構成されています。

富士山、三保松原、駿河湾、静岡市街地を360℃パノラマの眺望で楽しめる日本平夢テラスは静岡の新しい観光スポットとして話題となり、開業1年で100万人を超える来館者数を記録。2021年11月には来館者数200万人を達成しました。

静岡の歴史と文化の展示エリア

日本平夢テラス1階の展示エリアでは日本平の歴史や文化、地形の成り立ち、周辺の観光スポット等をグラフィックパネルやプロジェクションマッピングを用いて紹介しています。

日本平が如何にして日本を代表する景勝地となったのか、古来より伝えられてきた歴史を最新のグラフィックを通して探ってみてはいかがでしょう。きっと現代の日本平の景観が違って見えるかもしれません。

静岡名物に出会えるカフェラウンジ茶房夢テラス

日本平夢テラス2階では、季節のお菓子とお茶が楽しめるカフェラウンジ茶房夢テラスがあります。窓の外に雄大な富士山と駿河湾、色鮮やかな庭園を眺めながら静岡茶を中心とした静岡の名産品を味わえます。

ここでは茶房夢テラスのカフェメニューを少しだけご紹介します。(茶房夢テラスの営業時間は17:00までになっていますので夜景を見ながらの食事はできません。)


▲よく見るとガラスに小さな富士山マークがついています。

手づくり ゆず茶

静岡県川根本町産の良質な香り高い柚子を使用したお茶。柚子由来のビタミンCがタップリ含まれています。身体が温まってホッと一息つける一杯です。

抹茶

優しくもシャープな輪郭を感じさせる味わいの本山抹茶と、清水の和菓子屋で作られた練りきりのセット。

富士山どら焼き

オリジナルの富士山の焼き印を施したどら焼き。ふっくらとした厚みのある皮に、ほどよい甘さに仕立てたつぶ餡がはさまれています。(写真はお茶を別途注文)

静岡うなぎ茶漬け

ふっくらとして香ばしい静岡産のうなぎが乗ったお茶漬けに、お茶の佃煮、ワサビの茎漬け、なまり節ねぎ和え、お漬物、ほうじ茶とみかんゼリーがついたセット。


他、世界で名品として認定された山梨商店のLa香寿(ラコウジュ)など、さまざまな静岡茶や静岡の名産品の購入ができます。

絶景のパノラマビュー!展望フロアから屋外展望回廊へ

3階の展望フロアは360℃ガラス張りになっており、全方位で美しい眺望が楽しめます。天候が悪く富士山が望めない場合でも、富士山を表示している大型モニターもあります。展望フロアは土曜日のみ21時までの利用が可能です。


▲圧倒的に作りこまれた様子は建造物というより森のインテリアのようです。

外へ続く扉を開けると、1周約200mの八角形に広がる空中回廊へと出ます。空中回廊からは遮蔽物の一切ないパノラマビューが広がっており、天気が良ければ50キロ先にある富士山をはじめ、三保松原、伊豆半島、駿河湾、清水港、静岡市街を見渡すことができます。



日本平夢テラスは入場だけであれば無料です。屋外の空中回廊は24時間開放されていますので、施設の開館時間や休館日を問わず入れます。いつでも好きな時に、静岡の絶景や日本夜景遺産にも登録されている素敵な夜景を楽しめます。

毎月第4土曜日に開催されている夜型マルシェ日本平夜市に合わせて来ても良いでしょう。



山頂からは久能山東照宮を5分間で結ぶ日本平ロープウェイが運行されており、車内から眺める絶景もおすすめです。是非、日本平夢テラスから静岡の絶景、歴史、文化、食を楽しんでみてはいかがでしょうか。

日本平夢テラス

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~日本平夢テラスの情報~

住所 〒424-0886
静岡県静岡市清水区草薙600-1
ホームページ https://nihondaira-yume-terrace.jp/
電話番号 054-340-1172
電子マネー・カード決済 対応済
営業時間 営業時間 9:00~17:00
土曜日のみ~21:00詳細はホームページにて確認
定休日 毎月第2火曜日及び年末(12/26~12/31)
駐車場 あり
アクセス アクセス JR静岡駅からしずてつバス
『日本平ロープウェイ行き』約40分

 

この記事を書いた人 Norikazu Iwamoto
経歴 「静岡茶の情報を世界に届ける」を目的としたお茶メディアOCHATIMES(お茶タイムズ)を運営。2021~23年に静岡県山間100銘茶審査員を務める。静岡県副県知事と面会。お茶タイムズが世界お茶祭りHP、お茶のまち静岡市HP、静岡県立大学茶学総合研究センターHP、農林水産省HPで紹介される。地元ラジオやメディアに出演経験あり。

 

英訳担当 Calfo Joshua
経歴 イギリス生まれ育ち、2016年から日本へ移住。静岡県にてアーボリカルチャーを勉強しながら林業や造園を務めています。カルフォフォレストリーを運営。日本の自然を楽しみながら仕事することが毎日の恵み。自然に重点を置く日本の文化に印象を受けて大事にしたいと思ってます。

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