静香農園

OCHA TIMES
静香農園
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静香農園のお茶の紹介~はるみどり・さくらみどり・深山紅茶~

静香農園園主、小西宣幸さんにお話を聞かせていただきました。


小西宣幸「ようこそ、静香農園へ。今お茶を淹れますね。
これは「はるみどり」という品種。
「やぶきた」と「かなやみどり」の掛け合わせです。国の機関の下、覆せで高級な茶を作るという計画で生まれました。」

↓はるみどり

小西宣幸「この品種は収穫の時期が遅いのです。
世の中では「やぶきた」の収穫時期を基準にして、収穫の時期の遅い早いを決められるのですが、この「はるみどり」は「やぶきた」より、だいたい3日か4日くらい遅くに摘む時期が来ます。」

―「とても良い香りがします。旨味もしっかりとある。」

小西宣幸「次に淹れるのは「静7132」という品種です。正式な和名はまだ付けられていません。清水の方では「まちこ」という名前を付けて沢山植えている。香りに特徴のあるお茶です。」

↓静7132

小西宣幸「桜葉の香りがするので、私は「さくらみどり」と命名していますし「さくらかおり」と名付けて販売している方もいます。フランスの人は、特にこういった香りのするお茶を好まれるかもしれませんね。」

―「確かに花の甘い香りがします。」

小西宣幸「紅茶もどうぞ、静香農園で作ったものです。これもとても評判が良く、海外からも問い合わせがありました。」

↓深山紅茶

―「とても香り高い。味わいは優しく感じます。」

小西宣幸「きっと皆、普段は意識しないで、サラサラッとお茶を飲んでしまうかもしれないけれど、お茶に意識を集中させて飲んでみると、また複雑でしょう。幾重にも味わいが重なってくる。

有機栽培から製茶まで手掛けて川根茶を届けていく

―「静香農園は有機栽培なのですね。有機栽培でいうと、これまでに樽脇園と杉本園に行きました。」

小西宣幸「樽脇園さんと杉本園さんに行かれたのですね。知っていますよ。
ただ、理解していただきたいのは有機と無機どちらが良い悪いというわけではない、ということです。
皆、お茶の木を害虫から守りながら、美味しいお茶を作る為に頑張っている。
農薬はうちの場合は必要ないかな、と判断して使ってないだけです。
周囲の生態系のおかげなのかもしれない。」

―「静香農園のお茶は遠方からも買い付けがあると聞きました。」

小西宣幸「海外からの問い合わせもありますよ。静香農園の茶も審査でいろんな賞を取ってきました。表彰状はあまり飾ってはいないけれどね。(笑)

現在、市場に出回るお茶は主にペットボトル用が多いですが、静香農園のお茶は市場には出回らないようなスペシャルティーが主になります。」

小西宣幸「これからはペットボトル用とスペシャルティーに2極化していくのではないかと思っています。ペットボトル用のお茶の大工場は増えていくでしょう。それを悪く言う方も居ますが、それが経済に繋がっているという面もありますからね。

この先は共同工場の再編成の時代になるのかもしれません。共同工場では助成金も出ます。ただ「煎茶」か「てん茶」のどちらにするかは分からない。」

―「抹茶が流行っている今は、抹茶の原料である「てん茶」になる可能性が高いですね。」

小西宣幸「てん茶は煎茶に比べて、工程や設備が複雑なわけではないですから。」

急須で淹れたりする高級茶は、車に例えるならば・・・

小西宣幸「車に例えるならば、急須で淹れたりする高級茶は、フェラーリやポルシェのような位置づけに来ているのかもしれないね。品質は最高だと皆が認めているが、かといって毎日転がすことはないでしょう。」

小西宣幸「昔、アメリカではフォードが車を大量生産して雇用を作った。
従業員は沢山の給料がもらえる。
フォードも大量生産によって値段も下げたので、多くの消費者が、今まで高級車とされていた車を買えるようになった。
政府が国から資金も出す。
そうやってお金がまわっていく。
だんだんそれが行き渡ると、オイルショックが起きたりもしました。
そうやって発展していく中で、経済活動をしてきた人たちが次は何を求めるかというと、安くて良いものという事になった。皆がお金の使い道に困っているほど、お金を持っているというわけではないからね。」

小西宣幸「アメリカにフォードよりも性能が良いとされるドイツのフォルクスワーゲンが入ってきた。
そのあと日本から、更に性能の良いとされる日本車が入ってきた。
日本車は外国車に比べて安価で故障も少なく、燃料も食わないから皆が欲しがりましたね。
結果、フォードやフォルクスワーゲンという高級車は、車市場から駆逐されアメリカの自動車産業は衰退した。
今、トヨタやホンダはアメリカに生産拠点を移して安価で性能の良い日本車を製造しています。
そうしてアメリカに雇用を作り経済を回している。
私はお茶も同じようなことが起こりつつあるのかもしれないと思っているのです。」

―「なるほど、車の発展の歴史と、お茶の発展の歴史は、似ている部分があるのかもしれませんね。
車は最初、馬車だったのが、外国の高級車やスポーツカーとなり、日本産の一般大衆車となった。

お茶は番茶から始まり、高級茶になり、ペットボトルへと形を変えていった。

そして今はそれが少子化や思考の多様性でフラットになりつつある。

小西宣幸「ただ、今の車は本当に性能が良くなった。そしてペットボトルのお茶もどんどん美味しくなっている。技術的にも材料も良くなってきているし、大量生産すれば価格も下げられる。」

―「そして消費者が求めるのは、安価でそこそこ良いもの。だから多くがペットボトル茶を選ぶということになるのですね。」

小西宣幸「働いて消費もするという人達にとっては、凄く便利な時代になったと思います。
そもそも働いて経済活動をしている人達には、急須でお茶を淹れるような時間はないでしょうからね。
大量にそこそこの質のものを作って安く売れば皆手を出す。
そうしてお茶業界の経済はまわるようになってしまった。
経済をまわす道具としては成功しているでしょう。
ただ、現在ではその競争が世界規模にまでなってきている。
中国がますます進出してくるのも時間の問題です。」

―「このまま山間のお茶が衰退して途絶えるようなことがあれば、日本に残るのが平地のお茶だけです。
そうなれば、中国が本格的にお茶栽培に乗り出してきた時に、大量生産によるコスト勝負になる。
国土の大きさで日本は負けます。その影響は観光、小売り、流通に波及して経済にダメージを与えるでしょう。」

お茶好きにとっては良い時代になったと思う

小西宣幸「お茶は楽しくやらないと(笑)
もともとお茶って気分を良くするものでしょう。それを経済に繋げるのは大変だけどね。
人々が豊かになり健康志向になった。そこからお茶もスーパーフードとしても捉えられている。そうして、またお茶や食用抹茶を買うようになってきた。

小西宣幸「急須で淹れたりする高級茶を作っていた人たちは、衰退と感じてしまうかもしれない。しかし、お茶業界を外から見ているお茶好きな人たちには、こんなに便利になったのか、と感じることもあるかもしれないよ。高級茶が売れなくなったことで、逆に皆が手に入りやすくなったからね。

↓川根のとある飲食店では質の高い静香農園のお茶が売られている

小西宣幸「昔だったらお殿様に献上していたような幻のお茶がすぐそこで売っていたりする。川根であれば高速道路のサービスエリアとかにもあったりしますよ。私は、お茶好きにとっては本当に良い時代だと思います(笑)

静香農園の情報・購入方法

住所 〒428-0311 静岡県榛原郡川根本町元藤川141-1
ホームページ

購入方法

http://kawanechashizuka.sakura.ne.jp/

(↑静香農園のホームページ)

(ホームページからお茶の購入も出来ます)

SNS 静香農園のfacebook
電話番号 0547-57-2537
電子マネー・カード決済 なし
営業時間 問い合わせ
定休日 問い合わせ
駐車場 あり(1台)
アクセス 所要時間: 国一バイパス向谷ICより車で約60分
最寄り駅: 大井川鐵道・駿河徳山駅より車で約5分

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