清水邸庭園湧水亭で美しい庭園を愛でながらお茶を楽しむ 【静岡県・掛川市】
静岡県掛川市にある清水邸庭園は「静岡県みずべ百選」にも選出されている名園です。
庭園内にある湧水亭では美しい庭園を愛でながら呈茶体験が出来ます。江戸中期に作られたといわれている回遊式の美しい庭園と美味しいお茶を求めて、県外や海外からも人が訪れる場所です。
この記事では、清水邸庭園の美しさと湧水亭での呈茶体験の様子をお伝えしていきます。
清水邸庭園
清水邸は江戸時代回船業を営み、横須賀藩の御用達を務めるなどして繁栄しました。
当時の当主は代々「清水八十郎(やそろう)」を襲名しており、俗謡で謳われるほどの繁栄ぶりだったそうです。
↓清水邸の表門
↓裏門
表門から入って進んでいくと、奥に回遊式の庭園が見える。
↓屋敷の南に広がる、この回遊式の庭園は江戸中期に作られたものと言われています。
湧水を巧みに取り入れて、水の豊かさ清らかさに特徴がある名園。
水のせせらぎを生かした庭園は高く評価されており、「静岡県みずべ百選」にも選出されています。
階段を上っていくと四阿(あずまや)がある。
のんびりと池の周りを1周歩くだけでも、充分に景色を楽しめます。
清水邸本宅
庭園の東側にある清水邸の本宅は、日曜日のみ見学できる。
敷地内を通り抜けて表の道路に出ると、本宅の正面を見ることが出来ます。
湧水亭でお抹茶を楽しむ
庭園内にある湧水亭では、庭園を眺めながら、お抹茶を楽しむことができます。(入館は15時30分まで)
・呈茶(お茶と和菓子)
・甘酒
・抹茶ラテ
※呈茶は「お抹茶」を提供しているが、月に何回かは「お煎茶」を飲める日があります。
呈茶は正式な茶会ではなく、気軽にできるお茶体験ということなので、お茶の作法など細かいことを気にしないで、カジュアルに楽しめる。
↓甘酒を注文すると、この中から選んだお椀を使用して提供してくれる。器は清水家から出てきた江戸時代の輪島塗、津軽塗など高級漆器からお好みの器を選べます。
甘酒は、地元の横須賀地区の糀屋さんから仕入れた糀を使い、さっぱりとした飲みやすい味。
↓甘酒を注文すると、こちらのスペースで楽しむことになります。
↓湧水亭の前には、立派な枝垂桜があり、春には美しい桜が見れる。
呈茶を注文した場合には、茶室に案内してもらえます。
こちらでは持ち回りで常駐しているお茶の先生が、お抹茶を点ててくれます。
お茶会の作法によると、お菓子はお抹茶が出てくる前に食べ終えるそうですが、抹茶と菓子を一緒に撮影したかったので、わがままを言って一緒に撮らせて頂きました。
↓抹茶ラテ
こちらの茶室、貸室として施設の貸し出しもしていて、季節によっては、ホタル鑑賞会や七夕茶会、お月見茶会、初釜茶会など定期的にお茶の催し物が開かれています。
清水邸庭園 湧水亭の情報
住所 | 〒437-1304 静岡県掛川市西大渕5298-2 |
ホームページ | https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/ |
電話番号 | 0537-48-6456 |
電子マネー・カード決済 | |
営業時間 | 10時から16時(催し物があるときを除きます) ※湧水亭への入館は15時30分まで |
定休日 |
毎週木曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日から1月3日まで) |
駐車場 | あり(15台) |
アクセス | 東名高速掛川インターチェンジより約20分
掛塚さなる台線 西番町バス停下車 徒歩3分 |